MUKU-DATA 花梨(カリン)瘤、一部ホヤ 

先日厚盤を製材し2枚にしたキャラクターの詰まった花梨を削ってみた。
まぁ想像通りと言えば想像した通り。
欠点と見なされる部分も多いが何故かそれらが混在する事で
一枚の中の景色として面白く見えてくる。

花梨の瘤は過去は座卓用や玄関廊下の仕切りを兼ねた衝立などに使われてきた。
近年、そういった古くいらなくなった花梨瘤の座卓から
ランディングネット材やペンブランク材など別なものへ木取りされ
使われているのを多く目にする。
小さなものを作るので花梨の瘤も細かなものが好まれる。
ランディングネットに関しては、赤、白、ブルーステイン(カビ)で白太が青くなっている部分など3色を入れて木取りしてトリコロールと言っていた人もいた。
見え方、見せ方は木取り次第で違ってくる。
写真のような大柄な杢目の花梨の瘤は意外とありそうでないのかもしれない。
大柄な杢目を細かなものに木取りして部材取りしてそれで木製品を作っても
あまり映えないので
やはりこれはこのままの大きさでテーブル、デスクなどに向けるのが面白いかと思う。

先日の製材した時に書いたもの → 花梨の瘤+ホヤ+穴



花梨瘤 左:27mm厚  860×1500×27mm





花梨瘤 右:47mm厚  850×1500×47mm